「農民」記事データベース20150928-1183-04

緊迫TPP

「合意阻止」掲げて
9・29中央行動に総結集を!


 TPP交渉をめぐって、9月26日から首席交渉官会合、30日から閣僚会合がアメリカで開催されると報じられています。7月末の閣僚会合が事実上決裂して以後、水面下で事務レベル協議が行われてきました。「アメリカは“大筋合意”が可能と判断」した上での閣僚会合であるとも伝えられています。

 すでに「TPPはアベノミクスの柱」だとする安倍政権は、アメリカとの二国間協議で農産品をはじめ、国会決議をことごとく踏みにじる譲歩を行ってきています。12カ国交渉での利害対立の根は深いものがありますが、仮にアメリカの政治的圧力でいくつかの国が譲歩すれば、TPP交渉は危険な方向で動く可能性を含んでいます。

 こうしたなかで、諸団体のみなさんのご協力で開催される「米つくってメシ食えねえ・国民の主食を守れ9・29中央行動」(東京・日比谷公園霞門、午前11時半集合)を成功させる意義が格段に高まっています。

 今回の行動は、異常な米価問題の打開を第一に掲げた行動でしたが、あわせて新たな情勢の展開を受けて「TPP合意阻止」を大きく位置づけた行動に発展させることにします。

 収穫作業の真っただ中であり、しかも各地で長雨や豪雨被害が発生して救援活動が展開されるなどの状況もありますが、こうした課題にも取り組みつつ、行動を大きく成功させるために全力をあげましょう。

(新聞「農民」2015.9.28付)
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2015年9月

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