農民連食品分析センター20周年新分析機器導入募金にご協力を残留農薬・遺伝子組み換え分析をパワーアップ
分析力を強化し生産と
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高速液体クロマトグラフ質量分析計 |
LC/MS/MSが導入されれば、ネオニコチノイド系農薬をはじめ、大幅に検査できる農薬を増やすことができます。
また、輸送中にこぼれ落ちる遺伝子組み換え種子が生物多様性に与える影響調査にも役立ってきました。これらのデータは、生物多様性条約締約国会議に情報提供し、成果を上げています。しかし、今ある分析装置は、混入率までは確認できません。今回、導入する装置は、蛍光検出法を用いて混入率の測定が可能です。
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遺伝子組み換え作物検査装置 |
現在の遺伝子組み換え作物の表示は、混入率5%以下であれば「遺伝子組み換えでない」と表示できることになっています。新たな装置の導入によって、遺伝子組み換え食品の実態を検証することができます。
今回の募金には、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠啓祐さん、新日本婦人の会会長の笠井貴美代さん、全労連議長の小田川義和さんも協力を呼びかけています。
分析機器導入募金振込先
郵便振替口座
口座番号 00160―6―773542
加入者名 農民運動全国連合会分析センター
私は光栄にもこれまで2度、農民連食品分析センターを訪問する機会を持ちました。農民連の人々に日本やその他の国で会うときにはいつも、分析センターが現在どんな状況にあるのか、聞いてきました。私たち農民は、有毒な化学物質から自らの生産物の安全性を確保し、健康に良いものにしたいと願っているのです。私たちは自由市場の時代のただ中におり、日本は、世界中で食料の市場開放を進める貿易自由化の最前線に位置しています。そうした中でも、食品分析センターは、私たちの食料、日々の糧を安全なものにする上で、今日はるかに大きな存在感を発揮し、今後もさらに増大させていくでしょう。
食品分析センターは、日本での食糧主権を求めるたたかいの不可欠な構成要素であり、世界の様々な地域の他の多くの食糧主権を求めるたたかいとともに前進していくものと確信しています。
| 次号の12月28日付は休刊にします。 次週は2016年1月4日・11日付合併号(新年号)を1週間早くお届けし、年末年始にあたる次々週の配達はありませんのでご了承ください。(新聞「農民」編集部) |
[2015年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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