衆院TPP特別委 審議中断
まさにせめぎあいの情勢
阻止へ最後までたたかおう
緊急抗議行動
関連/全国食健連が宣伝行動
4月5日から衆議院TPP特別委員会で審議が始まりましたが、開始早々、審議日程は大混乱。まさにせめぎあいの情勢のさなかとなった13日の夜、「TPP批准阻止アクション実行委員会」の呼びかけで、緊急の抗議行動が衆議院第2議員会館前で行われました。
農民連の吉川利明事務局長は、「岩手では県内7農協すべての組合長からTPP批准阻止の署名をもらった。運動の盛り上がりのなかで、JA組合長もはっきりとTPP反対と言うようになってきている。自民党議員も地元の声を無視できなくなっている。さらに大きく広がれば、TPPは阻止できる。最後までたたかい抜こう」と、決意表明しました。
自治労連の久保貴裕さんは、「地産地消や医療の充実での地域再生が各地で取り組まれているが、これをISD条項でつぶしにかかるのがTPPだ。地方再生というなら、地方の地産地消を応援することこそが、求められている」と述べました。
日本共産党の畠山和也、畑野君枝、清水忠史衆院議員、紙智子参院議員、民進党の篠原孝衆院議員らがあいさつにかけつけました。
同アクション実行員会では、5月11日まで、毎週水曜日の夜に同様の行動を呼びかけています。
全国食健連が宣伝行動
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は4月15日、都内でTPP批准阻止を求めるいっせい宣伝を行いました。
農民連は、池袋駅東口宣伝に合流し、リーフレットの配布や署名活動をしました。リーフを受け取り、署名に応じる人も多く、市民と対話するなかで、関心の高さをうかがわせました。
 |
TPPで対話になりました |
宣伝カーからは、農民連の吉川利明事務局長、青年部の渡邊信嗣事務局長らがマイクを握り、「食の安全を壊し、日本の農業を崩壊させるTPPの批准は絶対に阻止しよう」と呼びかけました。
(新聞「農民」2016.4.25付)
|