本の紹介
田代洋一編著 
TPPと農林業・国民生活
  
 国民生活に影響大きいTPP協定の 
中身を幅広く議論する
 
 TPP承認案と関連法案が国会で審議中です。国会での審議とあわせて、国民の間でも「TPPとは何か」について議論する必要があります。
 本書は、TPPの農林業への影響のほか、食の安全性、医療・医薬品、国民の主権を制限するISDS(投資家対国家紛争解決)条項などについて分析しています。 
 さらに、日本の農業構造や、TPPに先立つ韓米FTA(自由貿易協定)下の韓国の状況についても触れ、TPP協定の中身について幅広く議論ができるようになっています。 
 国民生活に大きな影響を与えるTPPについて、その中身をよく検証し、考えていく必要があります。 
 本書が、その理解を深め、国民的な連帯を進めていくうえで、大きな力になることは間違いありません。 
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  定価 2500円+税 
 A5判、226ページ 
 問い合わせ・注文 筑波書房(電話)03(3267)8599、Fax 03(3235)5949
  
        (新聞「農民」2016.5.2付) 
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