旬の味
新茶シーズンが本格的にスタートです。今年は、春頃から雷が鳴る日があり、気候も気温も上がらず桜シーズンも全国で1週間から10日遅れでスタートとなりました。それにつれて、新茶のシーズンも一週間遅れとなりました▼初春の霜の被害もなく、各地の茶畑も冬場の蓄えから、ゆっくり新芽が伸びてきました。“冬場の冷え込みが強い年は、いいお茶になる!”。昔から年配の茶農家たちが話していました▼お茶農家として10年が経ち、時折先輩方が何気なく話していたこと。自然の中の変化や気候、動物、虫、木々の変化の知らせ等、多くの前情報やヒントが文字でなく、景色として知らせてくれます。当初は軽い気持ちで聞いていたのですが、記憶の片隅から何気なくその変化を目の当たりにして実感▼本年から製茶工場も40年物の機械を使っての製茶になります。無事に新茶のシーズンを迎えることができることの幸せを実感しながら、工場からは毎日、“カタン、コトン、カタン、コトン”と製茶の音が鳴り響きます。 (W)
(新聞「農民」2017.5.22付)
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[2017年5月]
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