“子育て応援米続けて”福岡 新婦人と農民連
産直会議で意見交流福岡市の農民会館で4月15日、新日本婦人の会福岡県本部と福岡県農民連との産直会議が開かれました。これは、毎年行っているもので、生産者・消費者の立場で忌憚(きたん)なく話す場となっています。40人ほどが出席しました。
農民連側からは、「米離れを食い止めてほしい」といった要望や、イノシシ・シカ被害の深刻さを訴え、米とイチゴを作っている生産者からは、後継者がいない実態などが話されました。 昨年から1年間の約束で行った、高校生以下の子どもを持っている家庭に、「子育て応援米」という、5キロ袋あたり300円の値下げをしたお米を扱うようにしましたが、今後続けるかどうか結論は出ませんでした。 新婦人で赤ちゃん小組みをやっている方からは、「子育て応援米は絶対続けてほしい」と要望がありました。この日、各地域の農民連から「産直ニュース」や「こめだより」を持ってきていましたが、北九州の方からは、「ほかではこんなニュースが出てるんですね。感激しました」、小倉の方からは、「家を出た娘が帰ってきたとき、しみじみと、『お米おいしいね』と言う。生産者の顔の見える安心感は大きい」という感想が出されました。 福岡市の方からは、新婦人しんぶんで、農民連の企画が始まったので、その記事の読み合わせをすることで農業、農薬への関心を高めるようにしていることが話され、久留米支部からは、応援米は好評で、子育て小組の人が、「お米がおいしい!」と言ってくれるとの意見がありました。 ほかに野菜の品目や値段の問題で意見交換。種子法廃止も新婦人の方はおおむねご存知で、由々しき事態という認識が共有できたと思います。 お互いの実情、立場を知ることで、理解が深まり、有意義な話し合いとなりました。 (福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2017.5.29付)
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[2017年5月]
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