おいしいものいっぱい 
久しぶりに知人に会えた
宮城災対連が被災者支援 
名取市(宮城)の団地を訪問
  
 農民連 お米くばって豚汁も提供 
板橋土建 銅版細工・包丁研ぎ
 宮城災対連の被災者支援活動「炊き出し&お茶っこ会」が11月25日に名取市の閖上(ゆりあげ)中央第1団地で行われました。
 会場は、閖上中学校のあった周辺で10メートルのかさ上げ工事後に、6階建ての復興公営住宅や、戸建ての住宅などが建設されています。 
 つきたての餅やみそおでんなどが用意され、宮城農民連と農民連本部が被災者へお米の配布を行いました。山形県の庄内産直センターは豚汁を提供。東京土建板橋支部も合流して、焼きそばやフランクフルトの提供と子ども向けの木工、銅版細工教室、包丁研ぎも行いました。 
 
  
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    銅板細工にチャレンジ  | 
   
 
 住民からは「強風でドアが開けられない」「5、6回は風がまき、風音で眠れない」などの声が聞かれました。「震災以降につきたてのお餅を初めて食べた」と喜びの声もありました。 
 団地に住む相澤こまよさんは閖上で生まれ育ち、朝日が毎日見えるこの地が「私の命」と話します。「家にいるとだんだん室内にこもるようになってしまいました。足も痛めているので、外に出ないつもりでしたが、楽しそうな音に誘われて出てきました。久しぶりに会えた人もいて、おいしいものもいっぱいあって、本当にありがとう」と感謝していました。 
 
  
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    お茶会で話に花が咲きました  | 
   
 
 安倍改憲反対の3000万署名にも取り組みました。元自衛官の男性も署名。「北朝鮮のこともあるので防衛は大事だが安倍さんがやっているのはダメだ」と語りました。 
 また、東松島市を訪問し、支援活動でつながった被災者のみなさんと交流を深めました。集まったみなさんは、3000万署名を持ち帰り、取り組むことになりました。 
         (新聞「農民」2017.12.11付) 
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