遺伝子組み換え作物・食品拒否
GMOフリーゾーン交流集会
地域を全国各地に広げよう
  
 遺伝子組み換え作物・食品(GMO)をつくらない、売らない、買わない地域を全国に広げようと、第13回GMOフリーゾーン全国交流集会が3月3日、名古屋市で開かれ、農家、消費者、生協職員ら280人が集いました。主催は、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンをはじめ、東海地域の生協、生産者団体などでつくる実行委員会。 
 GMOフリーゾーンは2月27日現在、全国で9万5526・22ヘクタールで前年より1310・27ヘクタール増えました。 
 基調講演は、キャンペーンの天笠啓祐代表と、遺伝子組換え食品を考える中部の会の河田昌東代表によるGMO掛け合いトーク。「GM食品・作物を食べない、売らない、作らないことをめざし、地域から食料の自給を」と呼びかけました。 
 東海地域での取り組みとして、音羽米を育てる研究会の鈴木晋示副会長が、地域限定品種として採取ほ場をつくり、種子生産をするようになったことを語りました。あいち有機農業推進ネットワークの吉野隆子さんは、消費者とつながって地域自給をめざす「大豆畑トラスト」を始めた経緯を報告しました。 
 
  
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    GMOフリーゾーン全国交流集会の開催地が東海から千葉に引き継がれました  | 
   
 
 遺伝子組換え食品を考える中部の会の石川豊久さんは、輸送中こぼれ落ちたGMセイヨウナタネの調査と抜き取り活動について報告。製油会社などへの再三にわたるこぼれ落ち対策への要請により各社で対策が動きつつある現状を語りました。 
 
  
 私もフリーゾーン宣言しました
愛知県農民連・本多操さん(豊橋市)
看板立てて周りに知らせたい
 交流集会が名古屋での開催だったので私も参加し、これを機会に個人でGMOフリーゾーン宣言をしました。
 登録票はキャンペーンのホームページからダウンロードし、印刷できます。農民連として県単位で集約できるといいなと思います。 
 
  
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    GMOフリーゾーンを宣言した本多さん  | 
   
 
 遺伝子組み換えの知識は個人や仲間うちだけで情報を持っていても広げないと力にならないので、とにかく周りに知らせていくことが大事ですね。パンフレットは、消費者にもGMOフリーゾーンサポーターを増やしていくのに役立ちます。 
 フリーゾーン宣言の看板も立てたいなと思っています。 
         (新聞「農民」2018.3.19付) 
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