第57回群馬県母親大会
食の安全性改めて学ぶ
農業守る道広く知らせよう
第57回群馬県母親大会が10月8日、伊勢崎市で開かれました。
午前中は、11ある分科会の中から「その食べ物だいじょうぶ?」を選びました。助言者に農民連食品分析センターの八田純人所長が来るというので、行きのバスの中で宣伝もしました。
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分科会で八田所長の話を聞きました |
八田氏の話にみんなびっくり。日本の穀物自給率は26%なのに対し、北朝鮮は76%で世界の中で最も低い方であること、中国の冷凍ホウレンソウは基準の265倍の農薬が検出され、国に問うと「加工冷凍食品は検査対象外」と突っぱねたと話しました。
また、横浜港などに山積みされている輸入食品は収穫後に散布するポストハーベストで傷まないこと、利益だけ考えて、国民の命など心配していないことを語りました。他に添加物を入れておいしくしたコンビニのおにぎり、凝固剤に水を入れて量を増やす安い豆腐等々、いろいろ心配になってきました。
こうしたことを多くの人に伝えることが日本農業を守る道につながると思い、国民の食の安全を守るためにも食品分析センターの存在意義は非常に高いと感じました。
午後の全体会では、三上智恵さんのドキュメンタリー映画「伝えきれない沖縄・平和への思い」の講演を聞きました。
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全体会のようす |
一口に言って、すばらしかった。三上さんの生き方、そのままの話ですから、参加した母親全員が感動したと思います。沖縄をこんなに愛し、どんな困難も乗り越えてきた三上さん。みんなの力でオール沖縄を作ってきた人達。沖縄県知事選の勝利を手にした人達。感動に涙があふれました。
最後に、このすばらしい講演をしてくれた三上さんも女性なら、参加者も多くが女性で、あらためて女であることの誇りを持たせてくれた母親大会でした。
(群馬・西毛農民連 木村君江)
(新聞「農民」2018.12.3付)
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