税理士も10%にノー!
消費税10%ストップネット
=新宿で宣伝行動=
今増税なんて許されない
「10月消費税10%ストップ! ネットワーク」(10%ストップ!ネット)は、消費税が導入されてから30年目の4月1日、東京・新宿駅西口で街頭宣伝を行い、1時間あまりの宣伝で、10%中止を求める署名79人分が寄せられました。シール投票も実施しました。
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対話しながら署名やシール投票を実施する参加者 |
「10%ストップ!ネット」呼びかけ人の一人、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長がマイクを握り、「深刻な消費不況が続くなか、物価が上がっても賃金は伸びず、年金も削られ、貧困と格差が拡大している。いま増税すべきではない」と訴えました。
「消費税10%・複数税率導入に反対する税理士の会」の税理士も3人が訴えに立ち、「消費税導入後も国の税収は増えていない。法人税や所得税などの減税が繰り返され、消費税増税分はその穴埋めに使われたことが原因だ」と告発しました。
消費税をなくす会の梅村さえ子さんは「消費税はお金がある人もない人も、ものを買えば一律にかかる。低所得者ほど負担が重くのしかかる」と批判しました。
呼びかけ人の一人の本田宏さん(医療制度研究会副理事長、医師)は「医療現場では、お金がなくて必要な受診ができない事態が起きている。いま増税なんて許されない」と訴えました。
日本共産党の岩渕友参院議員は「市民と野党が共同してみんなで力を合わせて増税を阻止しましょう」と呼びかけました。
署名に応じた女性(17)=東京都北区=は「まだ学生なので、わずかなお小遣いで10%は重すぎます」と答え、通院帰りという女性(52)=東京都八王子市=は「夫もあと3カ月で定年。私も病気で働けず、10%に上げられたらどうやって暮らしていけばいいのか」と不安を語っていました。
(新聞「農民」2019.4.15付)
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