今年はドローンで撮ったヨ!
山口・岩国
田んぼアート
みんなで稲刈り
山口県岩国市で、農民連の仲間を中心に地域の小学生たちと始まった田んぼアート。2011年の山口国体の選手歓迎から始まって、今年で9回目を迎えました。
最初は小学5年生を中心に田植え稲刈りを行ってきましたが、2年目からは6年生も参加。3年前からは5年生全員が一人一人、図案を描き、保護者も含めて投票を行い、選ばれたものを原画にし、できるだけそのままを表現することにしました。
今年は「令和」、子どもたちには印象深かったのでしょう。2019年の「0」をイノシシの顔にしたのがステキなアイデアでした。
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ドローンに手を振って、稲刈り開始 |
10月13日に保護者や先生方、新日本婦人の会の仲間たちが事前準備の稲刈りをし、15日に子どもたちが稲刈りをしました。
今年は、保護者にドローンを扱える関係者がいて、「ドローンで上空から撮影しましょう」との提案があり、田んぼアートの真ん中に集まり、空を見上げてドローンに手を振ってから稲刈り開始。
最初は、鎌があまりうまく使えず、ジョリジョリとノコギリを使うように切っていましたが、慣れるとザクザクと気持ちよく切ることができるようになりました。稲束の量がまちまちになったり、赤米やみどり米もごちゃ混ぜになったりもしましたが、最後に稲束を束ねて、櫨(はぜ)にかけて無事終了しました。
慣れたおとながやるようにはいかず、後の修正が大変でしたが、「稲刈りが楽しかった人!?」と聞いたら、「はあ〜い!」と全員が元気に手をあげていました。
できたお米は、11月の小学校ふれあいフェスタで田んぼアート米おにぎりとして振る舞われます。
(山口県農民連 世良輝久)
(新聞「農民」2019.11.4付)
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