「農民」記事データベース20200420-1405-08

ブルーベリー作付け始める

福島県農民連 青年部長
三浦草平さん

関連/イラスト


被災地ツアー客に再訪してもらえる
楽しい農場づくり

 福島県農民連青年部長の三浦草平さん(33)は今年の3月からブルーベリー苗の植え付けを始めました。南相馬市小高区の、津波で流された自宅からほど近い畑に約20アール、500本ほど植えています。

画像
ブルーベリーの植え付けをする三浦さん

 「耕作再開のとき何を植えようかと考えました。被災地ツアーなどで来る人に、また来たいと思ってもらうには、おいしく楽しめるものが必要と考え、ブルーベリーを選びました」と三浦さん。太陽光パネルも設置し、ソーラーシェアリングも行う予定です。

 「小高はいまだ人が戻らず、半径100メートルに人がいないということも珍しくない職場環境ですので新型コロナの感染はあまり心配なさそうですが、物や人の流れが滞っており、除草剤や肥料など資材の手配に不便を感じます」とコロナの影響を懸念します。

 「コロナなどの伝染病に気候変動、国の内外で起きる情勢不安など、世界的に広がる生活基盤を脅かすような事態を感じる中で、農民連が掲げてきた『自立した食料生産が安心・安全につながる』ことが、まさにその通りになろうとしていると思います。新しい技術を積極的に導入し、生産を守っていきたいです」と意気込む三浦さんです。


画像
島根・松江市 加茂京子

(新聞「農民」2020.4.20付)
ライン

2020年4月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2020, 農民運動全国連合会