「農民」記事データベース20201109-1432-12

旬の味


 コロナ禍の中での暮らし方が問われている。手洗い、うがい、マスクは習慣となった。それだけでは新型コロナには太刀打ちできない。あと一つ加えるなら腸内細菌を元気にさせ免疫力を上げる努力である▼そのために食のあり方を見直し、食することをおろそかにしていないか問うてみたい。発酵食品をとること。食物繊維をとること。地産地消の旬の新鮮なものをとること。調味料は天然の良質なものをとること▼少し前の日本の食の良いところを再度評価し、日本食の土台になっている各地の伝統食を大事にしていく活動を進めたい。添加物まみれの調味料を多く使った加工食品では腸内細菌を元気にさせることはできない▼もう一つ暮らし方で注目したいのは、除菌滅菌しすぎないこと。3歳までに外遊びしながらいろいろな菌に触れることが健全な腸内細菌を育てるのに一役買っているらしい。一生の健康は外遊びをする子どもの時からの暮らし方と昔ながらの日本の食事による免疫力アップにかかっている。

(澄)

(新聞「農民」2020.11.9付)
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2020年11月

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