RCEP 情勢緊迫
衆議院審議入りに抗議
農民連 食健連
議員要請と国会前行動
日本の野菜、果樹に大打撃を与えるRCEP(アジア包括的経済連携協定)が4月7日、衆院外務委員会で審議入りしました。農民連と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は8日、9日からの本格審議を前に、衆院外務、農水委員あわせて70人に今国会で拙速にRCEPを批准しないよう求めて要請を行いました。
要請では、RCEPの問題点を特集した新聞「農民」4月12日付を手渡し、野菜、果樹への影響を伝えました。多くの議員事務所では、RCEPの危険性を把握しておらず、地域から声を早急に届ける必要があります。
9日は外務委員会の傍聴、議員会館前での抗議行動に取り組みました。
主催者あいさつをした農民連の長谷川敏郎会長は、「野菜や果樹への被害は甚大。地域農業が大きな打撃を受ける。問題点を知らせ、反対世論を強めよう」と訴えました。
 |
「RCEPを批准するな」と訴える長谷川会長(右) |
質問にたった日本共産党の田村貴昭衆院議員も激励に訪れ、最後までがんばりぬく決意を述べました。
与党は、4月中旬での衆院通過をねらっています。全国から急いで地元選出議員・衆院外務委員・農水委員へのファクス要請を強めましょう。生産者団体や農協、自治体、地元国会議員事務所を訪問し、新聞「農民」を使って対話し、問題点を知らせましょう。
(新聞「農民」2021.4.19付)
|