「農民」記事データベース20210726-1466-10

旬の味


 みかんの花が終わり、小さな実になり、摘果作業が始まって太陽に向かっての作業は暑いが、ここで手を抜いたら秋の収穫時に痛い目にあうことになる。手抜きはできない▼梅雨末期になり、日本のどこかで災害が起こり、その大半が人災とも思える。今回の熱海もしかり。わが家のお客さんにも熱海の方がおられるので1日時間をおいて電話した。被災地は1キロほど離れた所だと聞いて安心した▼世界中がコロナ禍で、私の住んでいる片田舎でも顔を合わせると、ワクチンは? と合言葉のように交わされる日常だ。夏休みが近づき、新1年生のひ孫は「海に行くのが楽しみ」と。ミニトマトが色づき、本人はトマト嫌いであるが、「ママ、持って帰る」と袋に入れる。ママが一番! なのだ▼夏休みが終わると運動会。「バァバも見に来て」と言うが、応援は制限されるだろう。コロナ禍のなかで年中行事が縮小・中止される。それでもオリンピックはやるという。もっと国民のことを考えろ! と大声で言いたい。

(孝)

(新聞「農民」2021.7.26付)
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2021年7月

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