農家のための 
税金コーナー 
(1)
  
 新しくできたつながり生かし、 
新会員を迎えよう
 今回から税金コーナーのタイトルが「農家のための税金コーナー」に変わります。引き続きよろしくお願いします。
 2020年から21年にかけて、農民連は全国各地で持続化給付金の申請支援に取り組み、多くの新会員を迎え、それ以外の方とも新しい結びつきができました。その中には21年になってから給付金が振り込まれた方や月次支援金の給付を受けた方もいます。そうした人に自主申告のお誘いをすることは大切です。 
 持続化給付金や月次給付金を申請した方全てに税金の申告は付いてきます。給付金は、税務申告では「雑収入」になります。経費がない収入ですので所得が増え、所得税、住民税、国保税が増える可能性があります。知らずに申請したら、思わぬ増税になりかねません。 
 新しく加入された会員は税金の自主申告運動への参加で定着を図りましょう。またつながりのできた農家の方は、税金運動で農民連に加入していただきましょう。 
 23年10月からのインボイス制度(適格請求書等保存方式)導入が狙われ、21年10月からインボイス発行事業者の登録強行が進み、インボイス導入阻止のたたかいを進めるとともに、強行された場合にも農家の経営を守るために、自主申告運動と学習を広げることは重要です。 
 奈良県や富山県では給付金や直売所出荷でつながった生産者が、税金申告の働きかけで入会を決意しています。引き続き「春の仲間づくり大運動」でも奮闘しましょう。 
         (新聞「農民」2022.1.17付) 
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