「農民」記事データベース20231120-1578-17

第13回

なんてったって!
伝統食

継いでいきたい日本の食の会
栗原澄子


熊本の郷土料理
いきなり団子

 秋と言えばサツマイモ。スイートポテトや茶巾しぼりで楽しんでいた私でしたが、最近になって作るようになったのは、熊本の郷土料理の「いきなり団子」です。

 モチモチした皮にサツマイモとあんこが包まれている、素朴な味です。

由来はいろいろな説あり
名の通りスムーズに作れた

 名前の由来は、「いきなり(突然)来客があってもいきなり(すぐに)作れるから」とか、「輪切りにした生のサツマイモをいきなり(そのまま)包んで蒸して作るから」などの説があります。

 「これなら作れそう」と挑戦してみたら、名前の通り、スムーズに作れました。気に入ってくれた友人がいるので、仲間が集まる時に時々登場させています。


画像

いきなり団子

材料(10個分)

サツマイモ 10センチ長さ
      (直径5〜6センチのもの)
小麦粉 200グラム
白玉粉 150グラム
塩 小さじ1/2
水 260cc
小豆あん 150グラム

作り方

 (1)サツマイモは1センチの輪切りに切る。面取りすると皮が破れにくい。あんこは10等分にする。
 (2)ボウルに小麦粉、白玉粉、塩を入れ、水を少しずつ加えて耳たぶ程度の柔らかさになるまでよくこね、丸める。
 (3)ぬれ布巾をかけ、30分以上寝かせる。
 (4)(3)を手のひらで転がしながら棒状に伸ばし、包丁で10個に分ける。1つずつ麺棒や手で皮を薄くのばし、3ミリほどの厚さにする。
 (5)(4)に芋をのせ、その上に小豆あんを置いて包む。
 (6)蒸し器にぬれ布巾を敷き、(5)を並べ、強火で20分ほど蒸す。

(新聞「農民」2023.11.20付)
ライン

2023年11月

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