あたたかい食事、喜ばれる
新潟県農民連から
青年部員が輪島で炊き出し
能登半島地震により甚大な被害をもたらした石川県輪島市の輪島診療所横を借りて、2月から農民連が炊き出し支援を行っています。
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支援に参加したみなさん |
第1週の富山県連に続き、2週目の2月15日は新潟県農民連が担当しました。新潟からは青年部4人が現地へ向かい、山形県連青年部からも2人が参加。200人分のおにぎり400個と豚汁を作り、診療所周辺の住民を中心に診療所職員や友の会メンバーとともに配布しました。
現地ではいまだ断水が続いているため、まともに調理をして食事をとることが困難な状況で、あたたかい豚汁はとても喜ばれました。
復旧には相当な時間がかかるだろうと思われるため、今後も農民連各県とも相談しながら支援を続けて行きたいと思います。
(新潟県農民連 鈴木亮)
石川・輪島診療所で炊き出し支援
山形・庄内農民連
山形県の庄内農民連から4人、富山農民連から2人が2月22日、石川県輪島市の輪島診療所に駆けつけ、豚汁とおにぎりの炊き出し支援を行いました。
豚汁の材料となる大根や白菜、人参は茨城県西農民センターや千葉・房総食料センターから提供していただき、庄内農民連の組合員からも食材の提供をいただきました。
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各地の食材で鍋いっぱいに豚汁をつくりました |
また、山形・おきたま産直センターからの「りんご」「小松菜」、庄内産直センターからの「無洗米」も支援物資として提供しました。
炊き出しでは、市内は住宅の倒壊状況がひどく、高齢者が多いこともあり、作った豚汁やおにぎりを診療所のスタッフの皆さんが利用者宅へ手分けして運びました。また、鍋を持ち寄り、家族の分をまとめて持ち帰っていました。
現地までの道路は想像以上に土砂災害により寸断され、応急的に道路が補修されている箇所が多く点在していました。能登半島を北上するにつれて、土砂災害や住宅の倒壊が多く目立ち、報道で知る以上に災害が大きいということを改めて実感しました。
(山形・庄内農民連 小林隆範)
(新聞「農民」2024.3.11付)
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