「農民」記事データベース20240325-1594-09

本の紹介

アグロエコロジー
〈農文協〉

持続可能なフードシステムの生態学


未来の地球のために

サステナブルな農業と食べ方を問う!

画像  21世紀に入り、地球環境問題と食料安全保障が世界中で課題となるなか、資源やエネルギーを大量投入して規模と効率を追求する工業的農業が立ちゆかないことが明らかになってきました。

 アグロエコロジー(農生態学)とは、工業的農業を乗り越えるサステナブルな農業生産と食料消費を実現するため、地域社会学や政治経済学、文化人類学など、様々な領域から探究する「科学」のこと。科学・実践・社会運動をつなぐ新しいアプローチとして、国際的に注目されています。

 科学的(生態学)の原理と思考から、サステナブルな農業への転換の道筋を探ることで、自然力を高める伝統的な有機農業や自然栽培の世界観がわかります。

 不耕起栽培、カバークロップ、緑肥、混植、古くて新しい「実践」が、いま世界中で注目されています。

 「アグロエコロジー」は、農業の生産だけでなく、加工・流通・消費にも着目します。「食べる人」の意識が変われば、「育てる人」も変わります。都市と農村の関係も変える「社会運動」としての側面も持っています。

 生態系と調和する伝統的農業と健全な食の実現のため、科学・実践・社会運動を統合するアグロエコロジーの教科書で初の邦訳です。

 著者 スティーヴン・グリースマン
 監訳 村本穣司・日鷹一雅・宮浦理恵
   アグロエコロジー翻訳グループ
 判型 B5判(上製)512ページ
 価格 本体5400円(税込価格5940円)
 出版 一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)
 問い合わせ先 (一社)農文協編集局農業園芸書グループ
 電話 048(233)9355、Fax 048(299)2813
 メール hatiya-m@mail.ruralnet.or.jp

(新聞「農民」2024.3.25付)
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2024年3月

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