「農民」記事データベース990524-406-04

関税化撤回請願に反対した自民・加藤紘氏系の3人落選

農民をナメたらいかんぜよ!

山形 鶴岡市議選


 先のいっせい地方選挙、山形・鶴岡市議会議員選挙では、コメ関税化撤回の請願に反対した自民党系議員にきびしい審判が下されました。

 田川農民センターは、今年三月議会に「コメ関税化の撤回を求める」請願書を提出しましたが、自民・民主・公明系会派の反対によって否決。斉藤悦郎・自民系元市議は、私たちの見ている前で堂々と反対討論をしたのです。傍聴した組合員は「地元の農民議員が、農民の心情をまったく無視して許せない」と怒りを燃やしました。
 斉藤氏の地元は田川農民センターのある大山地区です。大山地区は、加藤紘一・自民党前幹事長の母方の生家があり、今回の選挙では斉藤氏に加え、地元秘書など加藤氏子飼いの新人二人が立候補。選挙最終盤には、自らも応援に乗り込みました。

 しかし結果は見事に三人とも落選。逆に請願の紹介議員になった共産党の三浦ゆきお氏は、地区の中でトップの得票で再選されるという鮮やかな結果になりました。
 田川農民センターも、請願に反対した事実を組合員に知らせ、軽トラコンボイを二回にわたり展開。「関税化に賛成する候補者・政党に厳しい審判を!」と訴えました。農家からは「お前たちの言っていることは本当だ。がんばれ」と励まされ、選挙結果に大きく作用したと確信しています。

(田川農民センター 佐藤光雄/新聞「農民」1999.5.24付)
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1999年5月

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