待ちに待った岩手県西磐井農民組合の事務所と直売所が、一関市内に新設され、組合員や消費者からも期待を集めています。四月二十五日には、野菜の直売会と祝賀会が開かれ、直売会では野菜が完売、祝賀会はおおいにものを作ろうと盛り上がりました。
　直売会の準備では、実行委員会が全組合員にアンケートを実施。その結果では組合員の関心は高く、「ものがあったら出荷したい」と答えた八〇％を超えるアンケートに励まされ、祝賀会当日の午前中、直売所を開設することにし、宣伝は、チラシ千二百枚を配布しました。
　いよいよ直売会当日は一時間以上前から近所のお客さんたちが来て、「早く売れ、早く売れ」とせきたてるのです。準備した甘酒の振る舞いとともに、まったくテンヤワンヤの開店となりました。
　その後、田植えの農繁期に入ってからも五月二日、八日と直売所を開設、これからも工夫を重ねて、日曜日ごとに野菜市を続けていこうと話し合っています。