衆議院解散、 総選挙の実施にあたって訴えます
2024年10月9日 農民運動全国連合会
全国の農民連会員のみなさん、新聞「農民」読者のみなさん。
10月9日に衆議院が解散しました。15日公示、27日投開票で総選挙がたたかわれます。
裏金、戦争する国づくりと国民犠牲の大軍拡、食と農への無策などで国民に見放された自民党政権を延命させるために、石破首相が就任して8日目の前例のない解散です。選挙をたたかう前から石破・自公政権は追い詰められています。
総選挙は、悪政に苦悩する農民の要求と農業への希望を切り開く最大のたたかいです。
戦後最悪の食料危機が世界を覆っているいま、国内での増産と食料自給率向上に背を向ける亡国政治でいいのか。
食料自給率38%、食と農を危機に追い込み、国民の主食・米すらまともに国民に供給できない、“瑞穂の国”を破壊したのは誰か、農業に希望を持つ若い農民から希望を奪ってきたのは誰か。
それは、アメリカ言いなり、大企業のもうけ第一に輸入自由化と農民への犠牲を押し付けてきた歴代の自民党農政の結果ではありませんか。
こんな政治を延命させることはできません。
農民連は、農民の要求を掲げ、農と食の現実に怒り憂える広範な農民や国民に働きかけ、私たちと一致して食と農、農山村の危機を打開する政策を掲げる政党を躍進させるために全力でたたかいます。
全国の農民連会員のみなさん、新聞「農民」読者のみなさん。
農民連は35年前に、日本農業の存亡の危機を打開するために、農民が要求で広く団結し、国民諸階層のみなさんと連帯してたたかうために結成されました。総選挙は農民連が最も集中してたたかう時です。
みんなで力を合わせ、農民の底力を発揮して希望を切り開きましょう。