「農民」記事データベース20010115-477-09

安全なものを食べさせたい

ボクもワタシも料理大好き

新婦人神奈川のタンポポ班「親子クッキング」


 日本の農業を守り、食料自給率を高めるために運動をすすめている新婦人。とりわけ若い世代と子どもたちの食生活に関心が向けられています。

 新婦人神奈川・海老名支部のタンポポ班で、毎月第四土曜日に親子で一緒に料理を作っていると聞いて、取材させていただきました。

 「子どもにアトピーがあるんです。以前は勉強不足で輸入のカット野菜も食べてました。なるべく農薬や添加物の少ない、安全なものを食べさせたいですね」と語る親子リズム小組責任者の平賀晴子さん。

 この親子リズム小組から生まれた「親子クッキング」は一昨年秋にスタート。これまで小麦粉をこねてうどん作りに挑戦したり、手作りの皮を使った肉まん、シューマイなどを作ってきました。昨年十二月のメニューは、シチューとロールキャベツ。会場はJR・相模線の門沢橋にあるコミュニティセンターの実習室。参加者の中に、赤ちゃんを抱いたお父さんたちの姿もあって、ほのぼのとしたとてもいい雰囲気。

 子どもたちはエプロンをつけると、大人が雑談しているかたわらで、待ちきれずにタマネギをむき、包丁を握り、ニンジンを切ります。子ども用の包丁を持っているのは小村綺女(あやめ)ちゃん(四歳)。お母さんの小村雪恵さんは「この包丁を探してやっと見つけたんです。セラミックですが、良く切れすぎて手を切ったことも」と小ぶりの包丁をみせてくれました。

 親子クッキングを始めたきっかけは「子どもが包丁を持ちたがるし、味見させてとなんでもやりたがる」ので、それじゃみんなで一緒にやろうということに。

 「お互いに教えたり、面倒をみたりできるから」と話す大貫ひでみさん。「自分で作ったものは、嫌いでも食べるようになる」と経験談を語る恩田美由紀さん。

 子どもたちも包丁を握っているときは真剣そのもの。作り終えて食べ始めると、どの顔も満足感でいっぱいでした。

(村上)

(新聞「農民」2001.1.15付)
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2001年1月

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