特別決議

　輸入農産物の急増によって農産物価格が暴落し、農家経営を直撃しています。「収入が半分になった」「このままではやめるしかない」など、農家の悲痛な叫びが全国に広がっています。

　自公保政権は、農業を崩壊させ、食糧の安全を骨抜きにするＷＴＯ農業協定に固執し、「ＷＴＯ農業協定を改定せよ」という農民の要求に応えないばかりか、「価格暴落対策」と称して、減反拡大や野菜の廃棄など「ものを作らせない」凶暴な政治を押し進めています。

　農民の声に押されて調査を開始したセーフガードの発動もこのままでは選挙目当てのポーズだけになりかねません。

　また三百万人をこえる失業者の恒常化に加え、企業のリストラによる一層の失業者の増大、企業倒産はバブル崩壊後最高を記録しています。

　しかし、政府の対応は、こうした国民の声には背を向けたまま、相変わらず、ゼネコンと大企業、大銀行への税金投入を続け、社会保障の改悪と消費税など大増税計画、憲法改悪、大規模な軍事予算を押し進めるなど、まったく逆立ちしたものです。こんな逆立ちした政治を変えたいという思いは農民のなかにますます広がっており、この七月にたたかわれる参議院選挙は、自分達の手で政治を変える絶好のチャンスです。

　私たちは、広範な農民の怒りと要求を結集し、自公保勢力に鉄槌を下すために、総力を上げてこの政治戦をたたかいぬこうではありませんか。

　右、決議します。

大会で選出された新役員（敬称略）

各界の11氏が連帯のあいさつ（順不同・敬称略）

各界からの祝電とメッセージ