「農民」記事データベース20010716-501-08

生産・流通こぼれ話

安心できないタマネギ相場 輸入への怒りを参議院選で


●昨年のタマネギの価格はひどかった。十キロ三百円、四百円はざらで、佐賀県などでは畑で廃棄処分させられた。「今年は大丈夫か」と心配する声があちこちから寄せられている。

●六月二十六日、築地市場のタマネギ担当者に話を聞いてみた。「今のところは昨年よりも高い。このまま行ってくれればと思うけど、安心はできない」「すでに大手スーパーや加工業者には中国産タマネギが、かなり入れられている。ハマ相場が二十キロ八百円くらい、一箱千円前後で売られている。かなりの量があるらしい。中国からの輸送費は、北海道からよりも安く、現地では一キロ十円でもいい相場だというから脅威だ」。

●この日、築地市場には五百袋の中国産タマネギが入荷していた。長ネギや生シイタケだけでなく、すべての農産物に暗闇が襲ってくる。技術も高く、作ることに誇りをもっている日本の農民。その頭を押さえつけ、水の中に突っ込んで窒息させようとする自民党政治。農民の大きな怒りをぶつける場が参院選。「農民」号外を片手に大いに語っていこう。

(生産流通対策部 佐藤龍雄)

(新聞「農民」2001.7.16付)
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2001年7月

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