「農民」記事データベース20020603-541-06

日本テレビが「分析センター」を放映

農民連本部に問い合せ次々と

関連/「分析センター」紹介


 「冷凍の中国産ホウレン草から猛毒の発ガン性物質」――日本テレビが二十四日朝七時過ぎ、こんなタイトルで農民連食品分析センターの検査結果を電波に乗せると、東京の農民連本部の電話が鳴り続けました。

 「冷凍ホウレン草はここ一年間、朝晩食べていました。健康への影響はどうなんでしょう」

 「六歳の子に毎朝、味噌汁に入れて食べさせていたので、本当に心配です」

 お母さんたちのどの声も、真剣でした。


「分析センター」紹介

 農民連食品分析センターの検査結果を受けて、国が動く。運動が起こる。安全証明として威力を発揮する。それは、これまでに積み上げられてきた、信頼度の高い数々の実績があってのことです。

 分析センターがスタートしたのが一九九六年五月二十日。農民連の会員をはじめ、食品の安全を求める人々、団体の寄金によって実現しました。

 所長の石黒昌孝さんは、東京税関で三十四年間、所員の藤田一衛さんは横浜税関で十三年間、輸入食品関係の分析官として活躍してきた大ベテランです。八田純人さん、島田朋史さんはともに二十代。いずれも大学院を出た研究者で、根気のいる地味な仕事ですが元気いっぱいこなしていきます。

 分析依頼は年々増えています。二〇〇一年四月から翌年三月までの一年間で、依頼があったのは百六十九件六百五十二検体。依頼が多いのは、農薬の分析が一番で、次が栄養成分の分析です。

 ホームページへのアクセスは農薬会社が多く、外国の農薬会社もあります。一般の消費者を含め、一日に十〜二十件くらいのアクセスがあるといいます。

(新聞「農民」2002.6.3付)
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2002年6月

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