「農民」記事データベース20020610-542-11

旬の味


 NHKテレビ小説「さくら」が好評で、わが家では見終わらないと、農作業にとりかかれない▼最近、財布紛失事件での桂木先生とクラス生徒全員の事件解決までの場面は見ごたえがあった。生徒を信じ、人間としての生き方を教える真しな教師像がそこに読みとれた。教育の荒廃がいわれているが、このような先生がたくさんいて心豊かな人づくりに努力してもらいたいものだ。自分が原因の問題は自ら反省し、迷惑をかけた人には素直に謝るという社会的常識が最近失われているなか、心洗われる思いがした▼それにしても、ムネオハウスに象徴される自民党政治家と高級官僚の悪事、食品企業の偽装食品、不正表示、毒まん事件には怒り心頭だ▼「さくら」で書道の先生が「和」という字を解説した。なるほどと思った。「禾」は穀物を、「口」は食を表しているという。このバランスが崩れると和が壊れる。つまり平和を失うのだ▼外米輸入して四割減反、農薬まみれの輸入野菜で山地をつぶし、国民の食と健康を破壊。「和」が完全に狂っている。

(長)

(新聞「農民」2002.6.10付)
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2002年6月

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