「農民」記事データベース20020617-543-05

戦争国家法阻止、もの作り・仲間作りに全力をあげよう!

第3回農民連常任委員会


 農民連第三回常任委員会は五月二十五日に開催され、日本を戦争する国にし、国民を動員する「有事法制」を廃案に追い込むたたかいをはじめ、当面する方針を決定しました(都道府県連に送付してあります)。このなかで、六月十五日から八月までを、もの作りや多様な要求を実現する運動と結んで「仲間作り運動期間」として、力を集中して取り組むことをよびかけました。

 (一)農民連の組織をみんなで大きくしよう

 あとを絶たない食品のニセ表示、輸入冷凍野菜からの違法な農薬の検出など、国民の食に対する不安・関心が空前の規模に広がっています。こうした情勢は、輸入自由化一辺倒で農業を破壊してきた自民党農政を国民的に包囲して転換させる絶好のチャンスです。

 セーフガードやBSEとのたたかい、輸入冷凍野菜の残留農薬などの運動で農民連が政府を動かしています。

 紙面改善の努力が進められている新聞「農民」は、農民はもとより、広範な国民に受け入れられる条件を広げています。いま、「果たしている役割や期待の大きさに比べて組織が小さすぎる」(第十四回大会決議)という指摘がもっとも問われているときです。

 私たちがこれまで切り開いてきた成果を生かし、農家に働きかけて、国民の願いに応えて安全で安心できる農産物の生産を広げる。国民との多様な共同を広げる。いま、その力、流れを一気に強くするために、全国の力を集中して仲間づくりを進めましょう。

 (二)大きな志、ビジョンをもって会員と新聞「農民」を広げよう

 会員や新聞「農民」はみんなで意識的に取り組まなければ前進させることはできません。特に都道府県連が学習と議論を深め、「それならできる」という目標や計画を作り、役員が「決めた目標をやりきる」という構えで支えあいながら運動を進めましょう。また、単組が都道府県連と相談して議論や具体化を進めるとともに、支部や班が要求を出し合い、どんな要求運動に誰を誘うかなどの計画や分担を、本部が作った「私たちの活動計画」(支部・班用)をもとに具体化しましょう。

 (三)多様な要求に基づいた「相談会」「座談会」を

 「野菜づくり」「米作りや減反問題」「税金相談会」など、地域の要求にかみあった「相談会」「座談会」などをまわりの農家によびかけて開きましょう。

 「いっせい農業委員選挙」に立候補するすべての人と対話して、新聞「農民」の講読と、地域農業を守るための共同を呼びかけましょう。

(新聞「農民」2002.6.17付)
ライン

2002年6月

HOME WTO トピックス&特集 産直・畜産・加工品 農業技術研究
リンク BBS 農民連紹介 新聞「農民」 農とパソコン

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-23-2
池袋パークサイドビル4階
TEL (03)3590-6759

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2002, 農民運動全国連合会