「農民」記事データベース20020617-543-06

「週刊現代」「女性セブン」「女性自身」が農民連分析センターの検査結果を報道

「反響に驚いた」


 ファミリーレストランのホウレン草メニューから残留農薬を検出した農民連食品分析センターの検査結果は、週刊誌や女性誌などにも掲載されました。連日のように記者が農民連本部に取材に訪れて、石黒昌孝・食品分析センター所長らは対応に追われています。

 「スッパ抜き あのファミレスの『ほうれん草のソテー』から有毒発ガン物質」という見出しで報じたのは『週刊現代』(五月二十三日号)。分析結果、石黒所長の話とともにファミレス各社のコメントを紹介。「農民連さんから最初に連絡があって非常に驚いた」という、CASAを経営する西友フードシステムズの広報担当者の声も載せています。

 同誌の記者は、「すごい反響があった」と言い、第二弾として、マックなどのファーストフードをやりたいと語っています。

 女性誌らしく「衝撃データ! お母さん必読」とのサブタイトルで、分析結果を報じたのは『女性セブン』(六月六日号)。「農民連の発表を受けて、厚労省は5月10日に、冷凍ほうれん草などの加工野菜の輸入検疫を強化する方針を打ち出した」と、農民連が行政を動かしたことも伝えています。

 『女性自身』(六月十一日号)も、「『安くて手軽』と『安全性』の厄介な関係」という副題で、基準値を大幅に上回る農薬が検出されたジョナサンのほうれん草ソテーについての笹渡義夫・農民連事務局長のコメントを紹介。

 同誌の記者も「反響の大きさに驚いた」と言い、ベビーフードを第二弾として計画。さっそく市販のベビーフードの分析を依頼してきました。

◇   ◇

 消費者からの電話での問い合せも続いています。「日本テレビに電話番号を教えてもらった」という女性は、「冷凍食品は、手ごろだし、簡単に調理できるので使ってきたのに…。どんどん情報を知らせてほしい」と要望。また、「冷凍ホウレン草を二カ月分買いためているが、食ってはダメか」と聞いてきた男性は、話をすると「やっぱり危ないか」と残念そうに語っていました。

(新聞「農民」2002.6.17付)
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2002年6月

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