「農民」記事データベース20020624-544-14

旬の味


 「あッ、今日は新聞の配達と集金のある日だ」と仕事が終わる頃、頭に浮かぶ。仕事が忙しく、疲れた、早く帰って休みたい、と体がいっている。でも、やるだけのことをしなければ▼十六軒の配達と集金を始める。二、三軒まわっているうちに不思議なことに気が付く。活動の疲れはもとより、仕事の疲れも消えている。頭で考えていた時は、あんなに重たかったのに、読者とおしゃべりをしながらの集金は、私に不思議な力を与えてくれる。終了すると「任務完了」と自分に言う。地道な活動が新しい日本を、国民が主人公の世の中をつくるために必要なんだと、意気揚々と帰ってくる▼保守王国と言われる群馬の農村。「米麦やトマトを作りながら農業を守るため今日も頑張る○○たぁ、あっしのことでござんす…」と白浪五人衆のマネをしながら、クスッと笑ってしまう。農民運動も楽しくやらなければ▼今こそ農家の人たちに声をかけることが大切だと痛感している。「今やらず、何時やるのか」。平和が危ないこの時期、ともに頑張ろう。

(君)

(新聞「農民」2002.6.24付)
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2002年6月

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