「農民」記事データベース20040712-643-11

地域活性化のイベント

言いたい! 知りたい! 西大寺

団体や市民が交流 岡山

 「言いたい! 知りたい! 西大寺――おいでんせえ、おなかも心もいっぱいに」が六月二十日、西大寺浜の旭川荘研修センターで開かれました。


県農民連も参加 野菜・モチ販売

 これは、岡山市西大寺にある様々な団体や市民が交流し、地域を活性化するイベント。メイン会場では十五の団体がパネルを展示したほか、学校給食の試食、医療生協・コープ西大寺診療所の健康チェック、子ども劇場の遊びコーナーなど、それぞれの団体が特徴を生かしたコーナーを設置して活動をアピール。農民連も野菜やつきたて餅の販売などを行い、他の団体との交流を深めました。

 この様子は山陽放送(RSK)がラジオ番組で生中継し、昼の時間で五十分にわたって紹介。台風が接近する中でしたが、子どもも含めて三百人を超える参加で大変なにぎわいでした。

「いのちをはぐくむ食の安全」

講演会に県農民連書記長が講師

 また、「いのちをはぐくむ食の安全」をテーマにした講演会も行われ、岡山県農民連の坪井貞夫書記長が、危険な輸入農産物の実態を明らかにし、「農と食を守る地域の取り組みが大切」と話しました。

 西大寺には有名な西大寺観音院があり、年に一度の奇祭(はだか祭り)は大変なにぎわいですが、普段の商店街は閑散としてシャッターが閉まったままの店が増えています。

 このイベントは、三年前から西大寺にある団体や市民が実行委員会を作り、「もっと地域のことを知ろう、互いに交流しあい、地域活性に活かしていこう」と毎年取り組んでいるもので、事務所が西大寺にある農民連も参加。この日以外も、団体代表が定期的に集まり一年を通じて交流しながら、地域のネットワーク作りを進めています。

 参加団体の一つで、商店街の空き店舗を利用した地域活性に取り組んでいる「西大寺井戸端会議」は、地元の野菜と米を使った二つの郷土料理店を運営し、評判を得ています。その農産物を農民連が供給するなど、共同の取り組みも広がっています。

(岡山県農民連 坪井貞夫)

(新聞「農民」2004.7.12付)
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2004年7月

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