「農民」記事データベース20040726-645-04

新潟・福島の集中豪雨 農民連、会員や被災者を激励、救済に全力

“収穫直前の枝豆 全滅だ”

新潟 冠水田畑1万ヘクタール、米など被害甚大


 十三日から十四日にかけた梅雨前線による新潟・福島両県の集中豪雨災害では、すさまじい雨により各地で土砂崩れや河川の堤防が決壊。新潟県三条市や見附市、中之島町などを中心に、死者十五人・行方不明一人(十八日現在)、二万人以上の住民が避難所で一夜を過ごすなど、大きな水害となりました。

 とくに、「泥の海」に孤立する高齢者・一人暮らしといった災害弱者に被害が集中したのも特徴でした。

 堤防の決壊で広範囲にわたって田畑が冠水。農地の被害面積は一万ヘクタール以上におよんでいます。とくに米や枝豆などの被害が甚大で、水の引き始めとともに、被害を最小限にするための早急な対策・指導が求められます。

 被害にあった農家は「水が早く引かないと手がつけられない。枝豆は今月二十日ごろ収穫を予定していたが、その直前に冠水して、ほぼ全滅だ。今年は良質な枝豆づくりに励んできただけに残念」と、ガックリ。

 農民連新潟県連や被災地の三条市にある県央センターでは、会員はじめ被災農家を激励し、救済に全力をあげています。

 また農民連本部は十七日、全労連や民医連などの代表とともに被災地に入り、現地調査を行い被災者を激励しました。

(新聞「農民」2004.7.26付)
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2004年7月

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