「農民」記事データベース20040726-645-09

本の紹介

『しょうたとなっとう』

星川ひろ子・星川治雄(写真・文)


短い物語がついた写真絵本

 この本は、「ふしぎいっぱい写真絵本」シリーズの二冊目です。写真絵本とは、絵やイラストの代わりに写真で構成した絵本のこと。 

 星川ひろ子さんは、障害のある子どもたちやその家族を撮りつづけていますが、ただ写真を集めた本にするのではなく、短い文章をつけて「写真絵本」として、ひとつの小さな物語を発表してきました。代表作に、写真絵本シリーズ「しょうがないってなあに?」(小学館)などがあります。

 この本では、東京農業大学の小泉武夫教授の協力を得て、納豆ぎらいのしょうたくんが、納豆ずきになるお話。納豆が、どんなにからだにいいか、おじいちゃんはしょうたくんに話して聞かせます。

 おじいちゃんの手ほどきで、青大豆の種をまき、秋に収穫。そして煮た大豆を入れた“わらづと”を籾殻の中にねかすと、納豆ができあがりました。納豆がだいきらいなしょうたくん。でも、おじいちゃんの気持ちを思うと食べないわけにはいかない。「うまい!なっとうって、うまいんだ!」

 大豆畑や青い豆、おじいちゃんとしょうたくんの写真が、短い文章とマッチして、素敵な絵本に仕上がっています。

(ポプラ社、定価1200円)

(新聞「農民」2004.7.26付)
ライン

2004年7月

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