「農民」記事データベース20040726-645-13

映画

黒木和雄監督 井上ひさし原作「父と暮せば」

原爆投下後、苦悩の日を過ごす娘の心開かせようと


 黒木和雄監督作品の「父と暮せば」が、いよいよ七月三十一日から上映されます。これは、同名の井上ひさしさん原作の芝居をもとに、映画化したもの。

 広島の原爆投下から三年目の夏。生き残った後ろめたさから幸せになることを拒み、苦悩の日々を過ごす娘・福吉美津江(宮沢りえ)。美津江に思いを寄せる木下青年(浅野忠信)。娘が恋に目覚めたとき、幸せを願ってこの世に舞い戻った“おとったん”竹造(原田芳雄)は、「美津江の恋の応援団長」を名乗り、あらゆる方法で何とか美津江の心を開かせようとするのですが…。火曜日から金曜日までの四日間の物語です。

 「いま、核兵器の廃絶を」と署名を呼びかけるポスターに、広島市長や長崎市長、山田洋次映画監督ら著名人とともに登場している主演の宮沢りえさんは、「愛する人を一瞬のうちに奪ってしまう悪魔(原爆)が空から降ってこないことを本当に願っていますが、そんな気持ちで美津江を演じました」と話しています。

 上映する映画館は、東京・神保町・岩波ホール、広島・ワーナーマイカル、長崎・ユナイテッドシネマ、大阪・テアトル梅田/あべのアポロホール。

(新聞「農民」2004.7.26付)
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2004年7月

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