「農民」記事データベース20040726-645-15

旬の味


 参院選が終わった。心配していた結果になってしまった。国民の利益を守る政党が後退したことが残念でならない▼二大政党論は、国民が考えたことではなく、財界・大企業が考えたこと。自民党がこけた時に代わって走る政党が必要になったということだ▼米輸入自由化を強行した細川内閣を思い起こせばいい。民主党と小沢一郎氏が一緒になり、暮らしと平和の基本政策である消費税増税と憲法改定で、ますます自民党と変わらなくなった。民主党が政権につきたがっているのは、国民のための政治を進めたいのではなく、自民党に代わって企業献金をもらいたいがためだ▼そのことを知ってもらいたくて、昼間働いてくたくたに疲れた身体で村の中を一軒一軒歩く。「二大政党では私たちの暮らしはよくならない」と。でも今度の選挙では、全国ネットのテレビ放送の力を思い知らされた▼しかし、国民の暮らしと平和を守る政党が一度の選挙で負けたからといって、よりよい社会をめざす私たちのたたかいに変わりはない。草の根の共同を広げるんだ。

(君)

(新聞「農民」2004.7.26付)
ライン

2004年7月

HOME WTO トピックス&特集 産直・畜産・加工品 農業技術研究
リンク BBS 農民連紹介 新聞「農民」 農とパソコン

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-23-2
池袋パークサイドビル4階
TEL (03)3590-6759

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2004, 農民運動全国連合会