2006年8月


2006年8月28日(第745号)

スペースマーク 米屋さんと生産者をつなぐ交流会 大阪取扱・米屋さん訪れ、懇談
作る農家の顔が見えるお米を、卸や米屋さんを通じて消費者に届ける準産直米に取り組む農民連ふるさとネットワークは8月6日、大阪市の大阪合同庁舎で、米屋さんと生産者をつなぐ交流会を開きました。猛暑のなか、生産者、お米屋さんら140人が集い、交流しました。
スペースマーク 米牛肉の輸入方針撤回せよ核のない世界、憲法輝く非核日本を
全国食健連は8月10日、アメリカ産牛肉の輸入方針の撤回などを求めて、農水、厚労、文科の各省と交渉しました。
スペースマーク 読者60人、会員12人ふやす
茨城農民連第39回定期大会が、WTO交渉決裂直後の8月7日、大子町で開かれ、80人が出席しました。仲間づくりや税金対策などの取り組みを交流。とても連帯感にあふれ、農民連の運動への確信をあらためて共有した大会でした。
スペースマーク 品目横断対策、集落営農による農家、農村の変化と対応〈下〉
奥州市(旧水沢市など)にあるアグリS営農組合は、全国で一番はじめに特定農業団体の名乗りを上げたところですが、そのねらいは、「とにかくビジョンをつくって補助金をもらおう」というものです。設立にあたってのポイントは、(1)組合役員の意思統一(2)農地集積のクリア(3)税務申告に耐えうる会計一元化―で、「主なる従事者の所得目標」は1500万円と1000万円ですが、品目横断対策の「担い手」には、「この状態ではなれない。かといって、これ以上進めば集落が壊れる。農家には土地神話があって財産管理の考えが強く、そこに踏み込むわけにはいかない」と話しています。
スペースマーク 農のこころ
農の子のお八つ枝豆一つかみ
スペースマーク 児童らに“食”の指導を強めたい山形 全農研が第36回研究大会
福島県福島市内の小学校で働く先生たちが7月24日、福島県農民連の根本敬事務局長を招いて、「食といのち〜子どもたちに何を伝えるか」をテーマに研修会を開きました。
スペースマーク ゆでたり焼いたり…生でもおいしい食品分析センター募金者氏名(敬称略)
第14回「とうもろこしフェスティバル」(富山県食健連、高岡市農協などでつくる実行委員会が主催)が7月29日、高岡市内で開かれ、親子連れなど約150人が参加しました。来日中のインドネシア農民組合連合のプトロ・サントソさんも一緒に収穫し、生産者と消費者の交流を体験しました。
スペースマーク 風景だけではダメ。働く人の苦労、喜び、悲しみも丸ごと撮って…ことしも収穫祭 若者20人が舌鼓
東京・大田区で保育士として働いている石井恵美子さんが、長野県栄村の四季にみせられ、10年間通って撮った写真集「栄村じょんのび交友録」を出版。「じょんのび」とは、村の言葉で「のんびり、気楽に」という意味です。7月29日、「出版を祝う会」が開かれ、写真仲間や生まれ故郷の福島、遠くは岩手からも友人・知人など約100人がかけつけました。
スペースマーク 食・農・教育一体化活動にとりくんで
栄養改善普及会の近藤とし子会長(93)から寄せられた投書を紹介します。近藤さんは栄養指導の第一人者で、最近、『歩きながら考える 食べ方は生き方』(芽ばえ社、税別1714円)という本を著しました。農民連の国際シンポジウムにも参加し、食健連主催のシンポではパネリストも務めています。
スペースマーク 旬の味
長野県政の6年は、業界と政治・行政の癒着や腐敗が底知れないこの国の恥部をえぐった。田中知事の個性的弱点はあったが、それを超えるものではなかったか

2006年8月14日(第744号)

スペースマーク 日本の有機農業を訪ねて学ぼうとする意欲伝ってきた〈お知らせ〉
インドネシア農民組合連合(FSPI)の有機農業トレーニングセンターで働いているプトロ・サントソさん(31)が、7月12日から8月1日まで来日し、農民連青年部の学習交流会に参加したあと、福島(長峯巌さん)、新潟(渡辺憲一さん、鶴巻純一さん、高橋正さん)、石川(近松耕平さん、西忠恭さん)、富山(多田裕計さん)の農民連会員宅に泊まりながら、有機農業の研修と交流を深めました。プトロさんに話を聞きました。
スペースマーク 「品目横断対策」のもと運動広げ事業切り開こう
WTO交渉決裂、アメリカ産牛肉輸入再開、農業構造改革の推進など、食と農を取り巻く内外の情勢が大きく動く中で、農民連ふるさとネットワークは7月26、27の両日、第3回総会を東京・台東区民会館で開きました。
スペースマーク 農家や業者の期待に応え大いに米つくり届けよう
大消費地・東京に隣接し、県内にも大きな需要先を抱える千葉県は、農産物販売でも大きな可能性を秘めています。昨年は、米価下落の影響などで準産直米の取り組みが後退してしまいました。
スペースマーク 農のこころ
穂孕みの稲笹の鳴る風の道
スペースマーク 品目横断対策、集落営農による農家、農村の変化と対応〈上〉
日本販売農業協同組合連合会(日販連)が開いた「農協の明日を切り拓く研究会」(7月15日)で、農民連の堂前貢副会長が「品目横断対策、集落営農による農家、農村の変化と対応」について報告しました。その大要を紹介します。
スペースマーク メリット還元は「担い手」限定農協を訪問“「農民」購読を”
全農は昨年12月8日、農水省から10月に出されていた「全農あきた米架空取り引き事件」に関する業務改善命令で指示されていた改善計画を提出しました。その内容は、これからの農協経済事業に重大な影響を及ぼす大きな問題点を含んでいます。米問題を契機に、「全農つぶし」ともいえる内容になっているからです。
スペースマーク 秋田で農民決起集会食品分析センター募金者氏名
9割の農家を切り捨てる「品目横断対策」に抗議する!―7月18日、秋田市八橋の野外音楽堂で、秋田県農民決起集会が開かれました。県厚生連労組、県農民連で構成する秋田県米価対策共闘会議が主催し、80人余りが参加しました。
スペースマーク 安全・安心、本物の味を消費者に届けたい(1/2)(2/2)
「ぎょうざの満洲」は埼玉、東京に49店舗を構える外食チェーン。人気の自家製ぎょうざに使うキャベツや豚肉、そしてお米などの食材を国産でまかなっています。農民連の「ほくほく産直秋田」は昨年から有機肥料で生産したあきたこまちを「ぎょうざの満洲」に納めています。2年目を迎え、作る農家と“本物”を消費者に届ける「ぎょうざの満洲」との「顔の見える関係」が、ますます深まっています。
スペースマーク 平和でこそ農林水産振興新潟・津南町 感動呼んだ「お母さんのひろば」
新潟・農林水産「九条の会」は7月30日、新潟市内で第1回交流集会を開き、代表よびかけ人の長崎明・元新潟大学学長が「平和でこそ食料・農業生産が行われる。農林水産九条の会の持つ意味は大きい」と開会あいさつしました。
スペースマーク 読者からのお便り
輸入玉ネギが淡路産の名で市販/昼休みの話題は野菜や料理が…/小学校の友人に「農民」勧めたい/アメリカ産牛肉輸入に私も反対/「農民」読み小泉改革に負けない/私の明日のエネルギー源になる
スペースマーク アジア4ヵ国 アイガモ農法の技術を交流下郷農協と葛篭棚田など視察
「第5回アジア合鴨シンポジウム」が7月11日、韓国西部の忠南洪城郡洪東で開かれ、地元韓国のほか、日本、中国、ベトナム、フィリピンの4カ国から約600人が集まりました。シンポでは、アイガモ農法の技術交流のほか、現地の水田視察、韓国農家との交流などが取り組まれました。このシンポに参加した砂金智美さん(東京)に話を聞きました。
スペースマーク ポジティブリスト制への取り組み
食品に残留する農薬を規制する新しい制度、ポジティブリスト制がスタートして2カ月経ちました。同制度は、これまで基準がなかった農薬にも一律基準(0.01ppm)を設定し、これを超えて農薬が残留した食品は流通を禁止します。農家にとって最も気がかりなことは、他の農作物に使用した農薬が誤ってかかってしまうことです。
スペースマーク ブックレット『食糧主権宣言(案)』を読んで
雑誌「農民」増刊号を読みました。この号には、農民連が提案し、広く討論を呼びかけている「食糧主権宣言(案)」と、今年五月に行われた国際フォーラム「WTOから食糧主権へ」の記録が収録されています。
スペースマーク 明治乳業争議支援の美術展開く岩村農民組合が会員の田まわり
国内最大手の乳業会社、明治乳業を相手取り、裁判をたたかっている明治乳業争議団。食の安全を無視したもうけ主義と不当な労働者いじめを告発し、“労働者が健康に働ける職場でこそ本当にいい食品ができる”と訴えています。このたたかいを支援する美術展が、千葉県市川市で7月2日まで開かれました。
スペースマーク 戦争を知っている私たち 悲惨な体験を若い世代に伝えよう“9条を守ろう”の文字くっきりと
もうすぐ終戦記念日を迎えます。京都・亀岡市曽我部町にある犬飼老人クラブは昨年、終戦60年の節目の年に、会員の戦争体験をつづった冊子「戦後六十年―私の八月十五日」を作り、地域の全世帯に配布しました。
スペースマーク 本の紹介/『とばないひこうじょう』絵・文 森田 純
『とばないひこうじょう』は、戦争末期に学徒動員された少年たちを描いた絵本です。作者の森田純さん(故人)は旧制一関中学3年の時、岩手の焼石岳のふもとにある小山飛行場の建設に駆り出されました。しかし、その飛行場から飛行機が飛び立つことなく、戦争は終わりました。
スペースマーク 旬の味
牛の放牧が始まると外の仕事も多くなる。一番草の収穫前に畑の植え付けや木花の移植をと順調に進んでいたのだが、いざ収穫作業が始まると、夫が突然入院。義父も体の不調を訴えた

2006年8月7日(第743号)

スペースマーク いまこそ食糧主権にもとづく貿易ルール実現のとき
7月24日、ジュネーブで開かれていたG6閣僚会合が決裂した。これを受けて、ラミーWTO事務局長はWTO加盟国大使級会合で、全分野にわたって交渉を中断することを報告し、「このような根強いこう着状態に直面しては、提言できる唯一の方法は交渉停止しかない」「(凍結は)短期間では終わらない」などと表明した。
スペースマーク アメリカ産牛肉の輸入再再開決定に抗議し撤回を求める
一、政府は27日、国民の多数の反対を無視して米国産牛肉の輸入再開を決定した。これはアメリカの圧力に屈して食の安全に対する政府の責任を放棄するもので、決して容認できない。満身の怒りを込めて抗議するとともに、決定の撤回を要求する。
スペースマーク 長野・豪雨 県食健連が県に救済策要請茨城県西食健連第14回総会開く
記録的な大雨が各地を襲った7月中旬の豪雨災害では、農作物や農地などにも甚大な被害がでています。
スペースマーク インドネシア 大地震、大津波また襲う
7月17日夕方、またしても大地震・大津波がインドネシアを襲いました。一昨年暮れのスマトラ島沖、今年5月末のジャワ中部地震に続く、3度目の震災です。
スペースマーク 農のこころ
かわたれや田水を守る影うごく
スペースマーク 憲法カー 大和路かけめぐる
「9条は宝、米は命」と横断幕をつけた宣伝カーが7月5日から3日間、大和路をかけめぐり、「憲法と農業を守ろう」と訴えました。
スペースマーク ペッタンペッタンみそ仕込み“大変だが、がんばりました”
今年で9回目を迎えた福岡・みのう農民組合の大豆畑トラスト。30度をこえる暑い日となった7月9日、うきは市浮羽町の清水寺で、みそ500キロを仕込みました。参加者は、なんと150人です。
スペースマーク 目立つ生産調整のしばり、対象農家のしぼり込み明白
農水省は7月21日、経営所得安定対策の実施要綱と予算要求額を決めました。特徴は、生産調整のしばりがやたらと目立つこと。対象農家をしぼり込む意図は明白で4000億円超の予算が空手形になる可能性大です。
スペースマーク 日本母親大会長野 伝えよう食と農の大切さを新しい歴史切り開きよりよい祖国を子らに
「伝えよう! 憲法と平和、食と農の大切さを」――第52回日本母親大会が7月22〜23日、長野市で開かれました。今年の最大のテーマは、改憲勢力の企てを許さず、「憲法を守り、戦争のない世界を子どもたちに手渡す」ことです。全体会では、「9条の会」呼びかけ人の一人で、作家の澤地久枝さんが「地球の母であること」と題して講演し、満場の拍手とともに、のべ15000人の参加者の思いが一つに。また、前日に行われた分科会の一つ、シンポジウム「食の安全・安心と日本農業を守ろう」も、260人の参加で、全体会に負けず劣らず熱く盛り上がりました。
スペースマーク 大会で多彩な取り組み
母親大会を立派に成功させた長野県農民連の女性部は5つの単組と一つの産直センターにあります。長野市や飯山市、信濃町などをエリアにする信州北部農民組合の女性部は、自ら採ったノビロ入りのおやきなどを販売。600パック作り、「売りきったのでサイコー」と部長の中村洋子さん。「冬に交流会を開くことぐらいしかできなかったので母親大会はいい機会になった」と言います。
スペースマーク 旬の味
パロマ製のガス瞬間湯沸し器は昔、各家庭にあり、すぐ湯が出てとても優れものだと思った。でも、火をつけると“ボー”と音がして炎が飛び出し、消火時はガスのにおいがして、私にはとても苦手な器具だった
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