「農民」記事データベース20131209-1097-10

日本列島3000キロ
産地がまるごとやってきた

復興支援
産直みほん市2013
(3/4)

町おこし貢献、伝統の特産品・加工品
農家のこだわりが輝く

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 11月27日に開かれた「ふるさと産直みほん市」の出展者と来場者の声を紹介します。


 ウッドボイラーで給湯・暖房を

  協和エコライフ事業部 洲浜(すはま)道教さん

 12年前、島根県農民連の長谷川敏郎さん宅のリフォームを受注した時、ATO(エーテーオー)社製のウッドボイラーを知ったのがきっかけで、代理店契約を取り付け、ウッドボイラーの普及に取り組んできました。

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会場に実物を持ちこんで展示したウッドボイラー

 裏山や地域の廃材や木材を燃料にすれば、暖房や給湯がきわめて低コストで、潤沢に、手に入るのですから、ウッドボイラーは中山間地だからこそできる「最高の楽しみ」と言えるかもしれません。

 ホームページを見て、全国から問い合わせや注文が寄せられています。でも、今の広がりはインターネットをできる人が中心。中山間地は高齢化もしているので、インターネットを使わない、しかし森や山の恵みにもっとも近い農家などに、ウッドボイラーを知ってもらうにはどうしたらいいかが課題でした。この「見本市」では、多くの農家の人に実物を見てもらい、直接説明することができて、とてもいい機会になりました。

 農家の手作りを販路拡大の力に

  小清水産直センター 千葉洋子さん

 山わさびの漬け物は、地域の加工業者の皆さん(町のお母さん)と、私たち農家のお母さんの協力で商品にすることができました。でも商品開発以上に難しかったのが、販路を広げることです。お客さんには、この漬け物が正真正銘の生産者の加工品だということを伝えたい。「みほん市」では多くの人に試食してもらい、山わさびを知ってもらえてよかったです。いろんな声を聞けていい機会になりました。青森の米とも合うという新たな発見もありました。

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山わさびの漬け物を出品した北海道の千葉洋子さん(左)

 大阪のキャベツの甘さ伝えたい

  農民連大阪産直センター 辻本祥子さん

 試食してもらえるような加工品がなかなかないので、今回は出すものを工夫しました。何とか大阪らしいものをと思って、お好み焼きにすると甘くておいしいキャベツ「松浪」をキャベツ焼きにして出しました。今日も「大阪に農地があるの」と聞かれましたけど、結構あるんですよ。都市農業は住宅地に近いことから、農薬を大量に使わずにがんばっています。

(新聞「農民」2013.12.9付)
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2013年12月

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