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3・13重税反対集会(岡山)に参加して

もう税金なんか払いたくない!!
「裏金」の自民党に怒りいっぱい

 「もう、税金払いたくない」。5年ぶりに「3・13重税反対全国統一行動」に参加しました。

 今年の重税反対行動は、55回目を迎えました。この間、重税に反対し、税金の集め方と使い道を正すよう、主権者として抗議の声をあげてきたのです。

 ロシアのウクライナ侵攻後、食料品をはじめ、電気代など多くの物価が値上げされ、国民の生活が大変厳しくなっています。

 農家も米をはじめ農産物価格は上がらず、肥料や飼料、灯油・重油などの光熱費の値上げで、ますます生活がひっ迫し、今年で農業を辞める人が、私の周りにもおられます。

岡山県は4カ所 行進や集団申告

 そんな中、自民党の国会議員85人がパーティー収人の一部を政治資金収支報告書に記載せず 「裏金」化していたことが明らかになりました。その金額は、6億円近くになり、その裏金への課税額合計は、1億4千万円近くになります。

 集会でも、デモ行進でも、「わしらには増税で、自分らは脱税か」「国税庁は、何やってるんだ」「税金なんて払いたくない」等の声が、あちこちから聞こえてきました。

 税務署に対しては、消費税を5%に引き下げ、インボイス制度の廃止、裏金をもらった議員に必要な課税を行うこと、「納税者の権利憲章」を早急に制定し、税務行政を民主化することなど数項目を申し入れました。

 今年の重税反対集会は、コロナ禍以前の形に戻し、行進や集団申告を行いました。私が参加した岡山市での行動を含め、県内4カ所で行いました。

 農業者も経営を守るためには、国民の皆さんと手をつないでいくことの大切さを学んだ1日でした。(岡山県農民連 秦明美)