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岩手県女性部第32回定期総会開く 「久しぶり!」笑顔いっぱい(2025年03月10日 第1641号)

アグロエコロジー実践したい
消費者とネオニコ学習会を!

みんなでそろってパチリ。笑顔いっぱいの参加者たち

 岩手県農民連女性部第32回総会が2月16日、花巻市の花巻交流館で開催されました。
 都府県では最も広い岩手県の全県から16人が集まり、自家用車はもちろんバスを乗り継いできた人もいて、「久しぶりだねー!」と、にぎやかな総会になりました。
 今後の女性部活動について活発な討論が行われ、「平和を守り、ジェンダー平等を守るとりくみをすすめたい」、「ネオニコチノイド系農薬の問題を消費者に伝える学習会や、活動に取り組もう」、「アグロエコロジーの学習と実践がしたい」などの活発な意見が出されました。
 農村の現状や、農薬の害などを消費者に伝えていく活動が必要だと、意思統一できた総会になりました。これからどのような活動を進めていくのか、それが問題です。

太極拳の体験が参加者にも好評

 総会後、太極拳を13年間、続けているという副会長の小竹森洋子さんの指導で、参加者みんなで太極拳の体験コーナーを行いました。
 ゆったりとした時間を過ごし、「指先がジーンと温かくなったよ」と喜んでいる人もいました。
 最後に、部長の私からアグロエコロジーの実践報告をしたほか、他の会員からも実践や工夫を出し合いました。
 会場では野生動物との共存を取り上げた日本熊森協会発行の冊子『クマともりとひと』を配布する人がいたり、産直品の販売、種子の交換会や農民連食品分析センターへの募金活動も行われ、盛りだくさんな総会でした。
 総会後には、花巻温泉で一泊した参加者もいて、しっかり、ゆったり交流を深めた1日になりました。
 (岩手県女性部部長 齊藤富喜子