農のこころ お握りを割れば中より春の虹 木村 広子(2025年03月24日 第1643号)
俳誌『みすゞ』から。野原で食べる美味しいお握りの味は、誰にも忘れられない思い出の一つにある。農家でも昔から遠くの田畑に出掛ける時や、また、田植え時の作業で、お手伝いさんや家族中が参加して、休憩や昼食を野外で食べた。お握りを二つ割りすると、梅干しに染まった御飯が、まるで「春の虹」のように。
俳誌『みすゞ』から。野原で食べる美味しいお握りの味は、誰にも忘れられない思い出の一つにある。農家でも昔から遠くの田畑に出掛ける時や、また、田植え時の作業で、お手伝いさんや家族中が参加して、休憩や昼食を野外で食べた。お握りを二つ割りすると、梅干しに染まった御飯が、まるで「春の虹」のように。