活動交流ミニニュース つながり広げ仲間を増やそう 「農業守るために入る」1人2部拡大 滋賀県農民連(2025年03月24日 第1643号)

有機栽培を学びました
滋賀県農民連は2月に会員1人、新聞「農民」購読2部の成果をあげました。
税金学習会が税理士を招いて開催されたとき、その場で「もうちょっとみんなが集まらなあかんねー」と拡大行動を決意。早速、見本紙を持って訪問し、2軒で対話になり、購読を呼びかけました。
別の日には、オーガニックで不耕起栽培をしている40代の女性を訪問し、農民連を紹介。「日本の農業の未来が心配。個人では問題が大きいと悩んでいた。農民連に入って農業を守るために何かしたい」と入会。
また、集落営農を維持したいとがんばる方を訪問。「仲間6人グループで近隣の田畑30ヘクタールを受け持って、なんとか農村を守っている。『集落の維持が大変だ』と周りの方も口々に話している」と深刻な実態が語られました。
会員から「農業守るために農民連と一緒にどうですか? 新聞で全国の農村運動も見られるので」と声をかけ読者に。
中井良久事務局長は「農民と会ったとき、『最近どうや?』とちょっとした声かけを大事にしている。それが成果につながった。色々と話が深まって、ここぞという時にぐいっと進む。だから、つながりを大事する。拡大するには、つながりを作り続けることが大事」と話します。
労農大学開催し 有機栽培を学ぶ

講演する越川さん
2月28日に滋賀県彦根市で、伝統のある学習会第53回滋賀労農大学が開催されました。滋賀食健連主催の伝統ある学習会で、今回初夏を感じさせる陽気のなか、26人の参加で行われました。
テーマは「有機栽培への移行」として、千葉県農民連の越川洋一会長を招き、工業型農業と有機栽培農業の違いを学びました
越川さんは、野菜づくり50年の経験や理論付けされた実践を話されました。
土の中で二酸化炭素は光合成により水性炭水化物を作り、土の中のミネラルを活性化し植物はそれらを栄養源に育つこと、有機野菜は私たちの体を整え体温を上げ、免疫力を高めること等、初めて聞く内容が多く今後の野菜づくりの参考になりました。
野菜の価格は資材や肥料の高騰でも転嫁できない悩みを抱え、その解決の道筋も学びました。
目からうろこが落ちた感じでした。
(滋賀県農民連事務局長 中井良久)