戦争する国づくりストップ 守ろういのち・暮らし・人権を(2025年03月31日 第1644号)
2025年国際女性デー中央集会

ジェンダー平等へ、アピール文を採択
「戦争する国づくりストップ! 守ろう、いのち・くらし・人権を~かえるな憲法 核兵器禁止条約への参加を~世界の女性と手をつなぎ、平和・ジェンダー平等へ!」―2025年国際女性デー中央集会が3月8日、東京・板橋区立文化会館で開催され、オンラインを含め800人が参加しました。
実行委員会を代表して、日本婦人団体連合会の小畑雅子会長があいさつ。「石破首相はさらに大軍拡の道へ進むことを宣言しています。軍事費を増やし大軍拡に乗り出し、国民を戦争の危険にさらすことは絶対許されることではありません。平和とジェンダー平等の実現に向けて、世界の女性たちと連帯していきましょう」と、呼びかけました。
文京学院大学名誉教授で、ジェンダー法学会元理事長の山下泰子さんが記念講演を行いました。山下さんは、日本でのジェンダー平等への歩みを振り返り、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW=セドー)の勧告が大きな力になってきたことを強調するとともに、その裏には、女性やNGOによる粘り強い運動があったことを紹介。昨年10月の日本報告審議で日本政府に対し、選択的夫婦別姓の導入など厳しい内容の勧告が行われたことを力に、「女性差別撤廃条約を日本国内でより実効性あるものにしていくためにも、同条約の選択議定書の批准をなんとしても実現させていきましょう」と力強く訴えました。
農民連女性部は映像でアピール

同日昼には、銀座パレードも行われました
交流と連帯のコーナーではさまざまな女性団体が登壇。農民連女性部は全国の農業女性の写真を紹介しながら、「米不足は自民党農政の失政が原因。今こそ、農家が安心して米や農産物を生産し、国民に安定して供給できる政策に転換していきましょう!」と、アピールしました。