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活動交流ミニニュース 新規就農者を孤立させない! 「不安」抱える青年に寄り添い入会 愛知(2025年04月07日 第1645号)

次郎柿の収穫をする原田さん

 愛知農民連は、新規就農した豊橋市の28歳の青年を仲間に迎えました。
 非農家出身ながら、独学で就農したNさんは、2年前から近所の農地約2ヘクタールを借りて、トラクターも購入し、路地野菜を栽培。さつまいもの加工を委託して販売するなどがんばっています。
 Nさんは、就農する前から自治体に相談していましたが、「農地はどうするのか」「必要な書類は何か」など、新規就農にあたって丁寧なアドバイスがないなかで農産物の販売を開始していました。
 すると、支援期間が長く本来交付されるべき“準備型”の新規就農者補助金ではなく、“開始型”を交付すると言われるなど、対応の悪さや書類の煩雑さに悩んでいました。
 県連の原田愛子さんは、知人から農業で悩んでいる青年がいると紹介されて、Nさんとつながりました。県連の本多正一事務局長とともに相談にのり、農民連を紹介しました。
 「これから農業をやっていきたいと思っているなら、農民連の会員になって、理不尽な行政に対して一緒に声をあげていこう」との励ましに応えてNさんは快く入会しました。