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軍拡よりも農業予算増やせ 大軍拡・大増税NO!連絡会が宣伝 税金はくらしの拡充に 東京・新宿(2025年04月21日 第1647号)

訴える藤原事務局長(左)

 「平和、いのち、くらしを壊す戦争準備の大軍拡・大増税NO!連絡会」(大軍拡・大増税NO!連絡会)は4月10日、東京・新宿駅南口で宣伝を行い、チラシ配布と署名に取り組みました。
 主催者を代表して、全労連の五十嵐建一常任幹事は、「税金はくらしの拡充に・戦争準備の軍拡は中止して、憲法、平和、いのち、くらしを守る政治への転換を求める請願署名にご協力ください」と呼びかけました。

藤原事務局長が米増産呼びかけ

 各団体がスピーチ。農民連から藤原麻子事務局長がマイクを握り、成立した新年度予算が軍事費8兆7千億円なのに対し、教育予算が約半分しかないことを批判。子どもの貧困も広がっていることを述べ、「軍拡の前に予算をくらしに回せ」と訴えました。
 さらに、米や食材の値段が高く、政府備蓄米を放出したにも関わらず、米の値段が下がらず、備蓄米が70万トンと、国民が1カ月に食べる量しかないことを告発。「今必要なのは米の増産。軍拡の前に農業予算を増やせ」と述べ、夏の参議院選挙で政治を変えるためにも「署名にご協力を」と呼びかけました。
 宣伝をずっと見つめていた東京都台東区に住む50代の女性は「石破政権が軍拡を進め、憲法を壊そうとしていることに怒りを感じます。米が高くて大変。外国頼みの日本の食料政策はおかしい。自国の農業を大切にしないと国が滅んでしまう」と怒っていました。