農のこころ 代田水雲は濁りの外に出づ 土谷 一彰(2025年05月19日 第1650号)
俳誌『みすゞ』から。今は牛馬でなくほとんどがトラクターによる代掻きである。耕された田圃に水が渡り、代掻きの濁り水が一面に光を広げていく。その代掻きの仕上がった一枚の田面の端から、天空の雲が表れていくという美しい情景である。景の瞬時を捉えての絶妙さである。その中に作業者の逞しい姿を見る。
俳誌『みすゞ』から。今は牛馬でなくほとんどがトラクターによる代掻きである。耕された田圃に水が渡り、代掻きの濁り水が一面に光を広げていく。その代掻きの仕上がった一枚の田面の端から、天空の雲が表れていくという美しい情景である。景の瞬時を捉えての絶妙さである。その中に作業者の逞しい姿を見る。