農業・食料問題の議論を深める 学校給食無償化で緊急集会 全有協、有機農研など(2025年05月19日 第1650号)

学校給食無償化について意見交換しました
緊急全国集会「学校給食の『無償化』とともに、食育の充実と地場産・有機農産物等のさらなる活用を求めます!」が5月1日、国会議員会館とオンライン併用で行われました。主催は、全国有機農業推進協議会、日本有機農業研究会、オーガニック学校給食フォーラムの3団体。有機農業推進議員連盟が協賛しました。
主催者あいさつを下山久信・全国有機農業推進協議会理事長が行い、「学校給食無償化の議論の中で、日本の農業・食料問題をどうするかということがしっかりと議論されていない。参議院選挙でも農業問題が争点になるように、今日の集会をそのきっかけの場にしよう」と訴えました。魚住道郎・日本有機農業研究会理事長は「集落や地域が崩壊の瀬戸際に立たされているなかで、無償化の問題もその1つのテーマとして議論されなければならない」と述べました。
集会のなかで、学校給食無償化について全国で行ったアンケート結果の報告があり、その後、関係省庁や国会議員と市民との意見交換が行われました。
最後に、政策提言として、(1)「無償化」と食育を一体的に推進する法制度の整備、(2)官民連携の「推進協議会」の設置、(3)新たな交付金制度の創設--の3点を提案しました。
アンケート結果などの配布資料は、次のアドレス、または全国有機農業推進協議会(03・6447・5050)まで。
https://x.gd/Z99fD