町田市(東京)でたけのこ市 朝掘りものが軒先にズラリ(2025年05月26日 第1651号)
掘り立て、新鮮、柔らかく とてもおいしい!
東京農民連町田支部と「町田の農業を考える会」

農産物は完売しました
4月27日、東京農民連町田支部と「町田の農業を考える会」が町田市でたけのこ市を開催しました。会場となった大谷知(さとる)さんの軒先には、朝掘りの新鮮なたけのこがずらりと並び、近隣の農家が収穫した大根、キャベツ、のらぼう菜などの野菜も並びました。
待ちに待ってた 早朝から市民が
早朝から市民が駆けつけ、タケノコを手に品選びに余念がありません。昨年も来たという方は「ここのは柔らかくておいしい。掘りたてだからですよ」といいながら買い求めていました。
3月の東京農民連大会で入会したみかん農家の「甘夏みかん」も販売し、試食が振る舞われ、参加者は、春のまぶしい日差しの下で、甘酸っぱいみかんを口いっぱいにほお張りました。
駒澤大学学生が今年も応援に
駒澤大学経済学部の姉歯曉(あき)教授とゼミ生6人も参加しました。姉歯教授は、「スーパーマーケットに並ぶ農産物は小規模農家が大変な思いをして出荷していることを学生に体験してもらいたい」と述べました。学生らは、早朝から急斜面の竹林でたけのこ掘りや販売で大活躍しました。
いつまでも食べてほしい、安く販売

終わってみんなで記念撮影
大谷さんは、話します。「今年のたけのこは不作と聞いて心配していましたが、例年通り収穫できました。農薬を一切使わない安全な農作物をいつまでも食べてほしいという思いで、なるべく安く販売しました。昨年に引き続き、今回も駒澤大の学生が手伝いにきてくれました。重労働の収穫から準備・片付けまでテキパキとこなしてくれて、すごく助かりました。農業の実際を知ってもらえる機会にもなったと思うので、大学での研究にも役立ててほしい。地元の方からも期待されているので、次は秋に『さつまいも市』を開催したいと考えています」
新しいつながりでさらに発展を
東京農民連の武山健二郎会長は、「新しいつながりで、例年より多くの品が並びました。さらに発展できるようにがんばりたい」と話しています。