旬の味(2025年09月15日 第1666号)
全国農民連の長谷川敏郎会長が講演に四国・徳島に来てくださった。8月30日の講演にはJA徳島の橋本浩組合長があいさつをし、講演を最後まで聴衆と一緒に聞いた▼31日は徳島母親大会の分科会「食卓からコメが消える」の助言者として、講演し、質問に答えた。グラフ、表、イラストで分かりやすく、専業農家の私にとっても、そうだったのか!の連続だった▼戦後80年で日本の工業化とアメリカ等との関係で日本農業が潰されてきたこと、新自由主義と言われる多国籍企業の利益優先の社会構造変化の問題が噴き出ていると感じた▼私にとっては後継者宣言をした息子を応援することが目下の一大事。令和の米騒動で米価が上がり、参議院選挙前は農家にも所得補償をと議論されていた。新規就農者に好機と思った▼政治を変えよう、農家と消費者などつながりを作ろう、農家が農法によって分断されるのではなく農家もつながろう。今回の講演会を通じて、分断でなくつながりを!の有効性を感じた夏だった。(五)