旬の味(2026年02月16日 第1687号)
先日、上京した知り合いから、朝の電車のラッシュアワーの洗礼を受けたと連絡があった。過疎の北海道とのギャップに驚いている。農村から労働人口を減らして、労働者を低賃金で働かせるのに成功したということか▼雪女は、俳句の季語で今頃使うのだが、昨夕からの降雪量は車のバンパーが隠れるくらいで、前回より少なく、少しほっとした▼昨日は衆議院選挙の投票日で、農家にとって、これから先どうなるか不安な結果になった。一国民であり一生産者にできることはなんだろうと萎(な)える気持ちでいる▼生きるためにはまず食べる食料が必要だ。食べる人を思って作物を作る。それが私のできること。食べる人にはおいしく安く、作る者にも生計が成り立つことを望んでいる▼今回の選挙の結果で、政府の農業政策に対し、雪女がなお一層大暴れしそう。だが、雪女は熱によって消える。日本中に生産者の仲間がいる。消費者もいる。生きるために食べることが、熱の源となることに望みを託していきたい。(麻)

