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農基法改定案は参議院で必ず廃案に!(2024年05月20日 第1601号)

世論と運動が追い詰めている 総決起を呼びかけます

 食料・農業・農村基本法改定案が参議院で審議されています。「改定案」は、これまでの農政に何ら反省もないまま、食料自給率を向上させる政府の責任を放棄し、食料の外国依存をいっそう強める無責任なものであることが衆議院での審議で浮き彫りになりました。   

 参議院農水委員会では、5月14日に参考人質疑が行われ、農民連の長谷川敏郎会長が参考人として意見陳述をしました。

 16日に一般質疑、21日には地方公聴会を岩手県で行い、最短で23日にも強行採決の恐れがあります。

 衆議院では、改定案に自民党、公明党、日本維新の会が賛成したのに対して、立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組などが反対し、12の付帯決議がつけられるなど、反対運動と世論が追い込んだ形になりました。

 参議院で「改定案」を廃案に追い込むとともに、衆議院で「食料供給困難事態対策法案・スマート農業法案」など農基法関連法案を徹底審議で廃案にするために、次の点で運動へのご協力を呼びかけます。

 (1)参院農水委員と衆院農水委員にファクスを送ろう

参議院農水委員会委員に対して「食料・農業・農村基本法」の徹底審議を求めるファクスを送ってください。

 衆議院農水委員会委員に対して、農基法関連法案の徹底審議を求めるファクスを送ってください。

 (2)街頭で新聞「農民」号外を配布しながら宣伝を  新聞「農民」緊急号外の大量活用と「食料自給率向上を政府の義務とする請願署名」をさらに広げてください。

 皆さんのご協力で、食料自給率向上署名は、7万3千人分を超えて国会に提出しました。さらに10万人分を目指して署名を積み上げましょう。「宮城農業人9条の会」も先月に引き続き400人分余りを集めています。

 (3)「農基法改定案と関連法案は廃案だあ! 5・16国会前行動&第5次署名提出行動」に参加を

 5月16日には、「農基法改定案と関連法案は廃案だあ! 国会前行動&第5次署名提出行動」を衆議院第2議員会館前で行います。

 (4)「参議院で必ず廃案に! 全国一斉行動デー」に取り組みましょう

 「参議院で必ず廃案に! 全国一斉行動デー」(5月20日~23日)を呼びかけます。

 宣伝カーで地域を周ってください。都道府県選出議員事務所への申し入れを行ってください。